年末の出来事について

今日は12月30日、クリスマスまでは領土問題などいろいろあったが、平和に終われると思っていました。

私は26日早朝に伊勢神宮への参拝を済ませ、午後事務所で仕事をしていると「安倍首相の靖国参拝」のニュース。中韓だけでなく欧米から予想を超える懸念の声。

国際問題は専門ではありませんが、これだけグローバル化し瞬時に世界中にニュースが広がり、一瞬で状況が変わってしまうような時代に我々は生きています。

様々な意見があると思いますが、私は「正しいことをただ貫けば潔し」の時代ではなくなってきているとも思います。

もちろん愛国心は大切なことですし、私を含め多くの日本人は日本を愛していると思います。私が知覧の特攻記念館や靖国神社の資料館などに伺って感じることは「戦争は人を不幸にする代物である」「同じことは繰り返してはいけない」ということです。

我々はこの負の経験から学ばなければなりません。やはり憲法9条にあるように平和国家として、核兵器などを持たずに国際社会で確固たる地位を維持する事が現代社会において日本に課せられた役割ではないかと私は考えます。

戦争に突入するきっかけは些細なことで、ある日事態は急変します。それまでに独特の雰囲気が形成されていき、冷静さを失っていきます。(ちょうどこの2,3年の出来事の蓄積のようにです。)

この20年における日本の累積債務の増え方は、1940年代とそっくりです。そして日本は太平洋戦争へと向かっていきました。ですから緊張感を持って見守る必要があると思います。仮に不測の事態が生じたときこそ冷静かつ客観的な視点を失わないようにしましょう。

これまで多くの方の犠牲のもとで、育まれてきた平和を、大切に後世に受け継いでいこうではありませんか。

これを機会に日本という国を客観的に分析してみてもいいでしょう。日本人は倫理観や宗教観において独特の考え方をもった民族だと思います。それが相手にどう映るのか、またはどう表現すれば理解されやすくなるのかなど。これはある意味ではグローバル時代における企業のダイバーシティーなどにもつながる重要なことだと思います。

マスコミの報道などの偏った情報だけでなく書物も読み各自で見識を持つ必要もあります。年末年始は日本という国について各自が自分に問いかける機会としてもいいのではないでしょうか?

 

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