10月の風の便り

歴史的な猛暑の夏から10月になりようやく本格的な秋到来です。

9月よりインフルエンザの流行とコロナに合わせて小学校などの学級閉鎖などが相次いでいるようです。この3年間のマスク生活で我々の免疫力そしてインフルエンザへの抵抗力も低下しているようです。。改めて、免疫力強化のためにビタミンD(日光浴)の摂取などに努めたいものです。

10月からいよいよ反対意見の多い中、インボイス制度がスタートしました。複数税率(10%と8%)に対応した消費税の仕入れ税額控除の方式で、品目ごとの消費税率や税額を取引時の請求書に記す「インボイス(適格請求書)」の発行と保存が必要になります。正確な消費税納税のために導入され、主に事業者が対応を求められるようになります。

また、今月より最低賃金が上がります。都道府県ごとに順次実施し、引き上げ額は39~47円。全国加重平均は初めて時給1000円を超え、43円増の1004円になります。

また、第9波が続く新型コロナに関して。新型コロナウイルスの患者に対する治療薬の全額公費支援を見直し、所得に応じて上限3000~9000円を患者が負担するようになります。1割負担の人は3000円、2割負担で6000円、3割負担だと9000円となる計算です。 入院医療費では、毎月の負担額に上限を設ける「高額療養費制度」を適用し、最大2万円補助していましたが、これを同1万円に減らします。コロナ患者向けの病床確保料や診療報酬の特例も縮小されます。

そして、最後に我々の生活の10月からの変化について。2021年の秋から始まった値上げラッシュから2年経過しますが、今年の10月にもまた値上げラッシュです。

資材価格の高騰などを理由に、ペットボトル入り飲料や日本酒、ハムや菓子などの食品が値上がりします。帝国データバンクによると、10月だけで4533品目が値上げされ、今年1年で計3万品目を超える見通しです。 改正酒税法の施行によるビールの値段などが変わりそうです。ビールの税額は350ミリリットル当たり70円から63円35銭に下がります。一方、第3のビールは同37円80銭から発泡酒と同じ46円99銭に上がります。税額の変動により、小売価格にも影響が出ます。清酒や果実酒などの醸造酒は1キロリットル当たり10万円に税率が統一されます。

このインフレはいつまで続くでしょうか? 今年夏の世界的猛暑の影響です秋の穀物の収穫高は減るはずですので、当面インフレは収まらないでしょう。せめてガソリン価格や電気代などが下がればいいのですが・・・。すでに、17カ月以上物価上昇が賃金上昇率を上回る、いわゆるスタグルレーションの状態が続いています。さらに2024年はサラリーマン増税が迫っています。税制は12月に確定する予定ですので、ニュースをチェックしましょう。

ライフマネジメント研究所

代表 坂田 嘉一

Life Management Lab. All Rights Reserved.