3月の風の便り
3月に入り春の足音が聞こえ始める時期です。昨年のこの時期は2月24日のロシアによる、ウクライナ東部への軍隊の侵攻を開始して、世界経済が大混乱し、その後米国の利上げとインフレの一年が始まった。
一年が経過したが、ウクライナ問題は長期化の気配、2月からは中国の気球事件に、そして同じ時期に世界中で未確認飛行物体が確認されている。偶然なのだろうか?
さらに、2月6日にトルコとシリアを襲ったマグニチュード(M)7.8の地震で4万人以上の死者が報告されている。地震からの一日も早い復興と亡くなった多く命のご冥福をお祈りいたします。
また中国国家地震局は2月12日発表した「ユーラシア地震帯の地震活動活発化と中国本土内M7以上の地震発生との関係分析」と題した論文を通じて「トルコ・シリア地震が3年内に中国にM7~8の強震を誘発する可能性がある」と明らかにした。国家地震研究の権威ある学術誌「地震」に掲載された論文内容を引用したこの論文は、「ユーラシア地域の年間地震放出エネルギー比率が50%を超えて、M8以上の地震を伴う場合、今後3年内に中国でM7~8の強震が数回発生する可能性がある」と主張した。続いて「このような結果が外れる可能性は10%」とし「正確な可能性が90%という意味」と説明した。
実は2011年も同じような現象が記録されている。3月11日の東日本大地震の7か月後にやはりトルコでM7クラスの地震が発生しており、その逆パターンを指摘する学者も出てきている。我々日本人もこれから1年は用心が必要かもしれない。避難用の物資などをあらためて点検をする必要がありそう。まずは、それぞれの我が家の点検と用心を心がけたい。