4月の風の便り
今日からいよいよ4月です。新しい期がスタートします。
昨年のこの時期は、MBLの大谷翔平選手のオンライン賭博事件で大騒ぎになっていましたが、大谷選手は新しいパートナーを迎え、奇跡的な回復からドジャースを世界一に導きました。そして、個人的にも50-50の達成など、まさに奇跡を見せてくれました。まるで映画を見ているような一年でした。
さて、2025年度ですが、まずはインフレの加速が懸念されます。年度末は「160万円の壁」が注目を集めましたが、一方で備蓄米を放出しても、お米の価格が元の水準にもどることはなさそうです。帝国データバンクによると、4月の値上げ品目は実に4170品目に上り、前年同月に比べて1000品目以上増えているのです。値上げは日用品やアルコール飲料、そしてサービスにも及びます。NTT東日本は「フレッツ光ネクスト」の一部で利用料を約4~22%上げます。大手電力10社と大手ガス4社の4月使用分(5月請求)の標準家庭向け料金も上がります。水道代の値上げも予定されています。また、高校の授業の無償化が始まりますが、一方で大学は値上げのようです。東京大は20年ぶりに年間授業料を約10万7千円引き上げ、64万2960円とするなどです。
次に国内情勢ですが、夏の参議院選挙を前に、年金法の改革など重要案件が棚上げ状態です。国際情勢もワンマンなトランプ氏の発言で、経済に悪影響が出始めています。例の、関税引き上げ問題は日本にも波及しており、今年の景気はかなり厳しくなるようです。当然、ウクライナや中東などの戦火が収まることへの期待も薄らぎつつあります。
さらには、昨年来大地震が世界を駆け巡ています。3月28日にはミャンマーで内陸型の大地震があり、高層ビルが倒壊するなど大きな被害が出ました。日本においても全国的に地震が頻発しており、有事の備えは一刻の猶予も無いのかもしれません。まずは、備蓄などの強化を進めていただきたいと思います。家族で万が一の時にはどこに避難するのかなどを話し合っておいていただきたいと思います。
心配事は絶えませんが、桜の季節でもありますので、花見も忘れず、今を大切に生きてまいりましょう。
代表 坂田 嘉一