6月の風の便り

6月に入り梅雨の時期を迎えました。

2023年の上場企業118社の夏のボーナス平均支給額は、前年同期比1.5%増の79万4008円となったことが、労務行政研究所の集計した「東証プライム上場企業の2023年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」で明らかとなっています。

 

 

2023年春季交渉時に決まった東証プライム上場企業の夏季賞与・一時金の支給水準(118社、単純平均)は79万4008円、同一企業で見た前年の妥結実績(78万2652円)と比較すると、1万1356円増、1.5%増となっています。

産業別では、製造業は82万7713円で前年同期比2.3%増、非製造業は68万412円で同1.9%減です。

妥結額の推移を見ると、2019年まではおおむね増加傾向にありましたが、2021年はコロナ禍の影響から71万397円と、前年同期比2.5%減とマイナスに転じました(2020年は集計未実施)。2022年には76万5888円、同6.5%と大幅な増加となり、2023年も79万4008円、同1.5%増とプラスは維持したものの、増加幅は縮小。

支給月数は、集計社数121社の平均で2.48カ月となり、同一企業で見た場合の前年同期(2.46カ月)を0.02カ月上回るものの、ほぼ横ばい。個別企業の状況を見ると、月数の最高は3.73カ月(前年同期4.09カ月)、最低は1.50カ月(同1.50カ月)となっています。

今年に入り値上げが続いています。6月からは電力の大幅値上げが相次いでいます。当面インフレ傾向が続く予定ですので賞与も大切に使いたいところです。

2023年6月1日

ライフマネジメント研究所

代表 坂田 嘉一

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