7月の風の便り
今年も折り返しの月7月になりましたが、ウクライナとロシアの停戦合意は依然されていません。これまで偏向報道のせいなのか悪者扱いされていたロシアのプーチン大統領の顔が悪者に見えない時があります。この問題の背景には、それまでのNATOのエリア拡大の動きがロシアなどにとって脅威であり、ウクライナのNATO加盟を何としても阻止したかったことは紛れまない事実です。西側諸国は、日本を含めウクライナ支援として資金と武器を提供し続けることでこの問題が長期化いています。一方のゼレンスキー大統領は役者出身とのことですが、人間性を含めその素性はよくわかりません。いずれにせよ、この問題が長期化することだけは明白なように思います。
世界経済を見るとインフレの動きはおさまっておらず、日本では6月より電気代が平均3割程度上がっているようですので、5月分と比較してみましょう。
また、株式相場は日本株が好調でバブル以来の高値更新が続いています。兎年の株価の高騰率は3位という統計データ通りの結果になっています。また、インフレを抑え込むべく世界的な金利引き上げの動きもようやく鈍化していますので、日本でも急激な金利上昇は当面ない見込みです。
米国では来年の大統領選挙に向けた動きが少しづつ活発化しています。80歳を超えた民主党のバイデン大統領は年齢的に続投は難しいと思われます。一方の、共和党のトランプ前大統領の返り咲きも、多くのアンチの声が上がっており、見通しのつかない状況のようで、前回同様大混乱必至です。
明るい話題はやはり大谷翔平選手でしょう。WBCの疲れも何のそのまさに大車輪の活躍です。投手としては7勝を挙げ、本塁打は29号とトップを独走しています。まさに今年もミラクルを起こしています。どうすれば、あのようなパフォーマンスが発揮できるのでしょうか?ホームラン王かMVPか秋が楽しみです。
さて今月は夏のボーナスシーズンです、しっかり運用しましょう。夏季休暇の時期でもありますので、今年は久し振りに休みを積極的に取って、これまで行動自粛から脱却し、アクティブに過ごしましょう。
2023年7月1日
ライフマネジメント研究所 代表坂田 嘉一